プログラミング超初心者のための講座
 第1回 BASIC編「HELLO WORLD」


さて第1回が始まりました。忘れ物はないですか?すでにBASICが使える状態になっていることが前提です。

ここで使用するBASICは「N88BASIC」か「N88互換BASIC」です。
よくわからない人は会議室で質問してください。

はろーわーるど

ではまず最初に何をするかというと、どんな言語を使っても必ず1番にやることです。
通称HelloWorldといいます。なぜハローワールドかというとあまり意味はないようで
とりあえず画面に文字を出したいのですが、なんて表示しようか迷いますよね。
そこでとりあえず「HELLO WORLD」と表示するのが定番になっています。
ですから別に「Hello 」でもいいし、「 のパソコン」でもいいし何でもいいんです。

文字を表示

ではさっそく試してみましょう。ところで、いったいどうやればいいんでしょうか?
BASICでは起動した直後から の命令を待っている状態です。

ではさっそく命令をしてみましょう。
(ただしN88互換BASICの人は直接実行ができませんので、ここは読むだけです。次のプログラムリストから演習してください)

画面に直節義のように打ってみましょう。
(基本的にBASICは大文字小文字は関係ありませんので、大文字にしておくと良いでしょう)

PRINT "HELLO WORLD"

そのあとリターンキーを押してください。
(DOS/Vの人はEnterキーですね。以後リターンと書くので読み替えてください)
以後何も書かない場合はリターンを押してください

いかがですか?
画面にこう表示されましたね

HELLO WORLD
OK

つまり が「画面にHELLO WORLDと表示しなさい」と命令したので
BASICが裏でコンピュータにマシン語で命令してくれたわけですね。
結果画面にHELLO WORLDと表示されたわけです。

プログラムリスト

では画面に文字を表示するたびにいちいちPRINTとうたなくてはいけないのでしょうか?
いいえ。そんなことはありません。パソコンにさせたい命令を書いておいておくことができます。

では次のように打ってください。(N88互換BASICの方はここから)

10 PRINT "HELLO WORLD"

あれれ?今度は画面に何も表示されませんよ。
これはプログラムリストといって、パソコンにさせたいことを一覧として保存したわけです。

では画面をきれいに消してしまいましょう。(ここからは互換BASICのかたは読むだけ)
次のよう入力してください

CLS

画面がきれいになりました。これはクリアスクリーンの略で読んで字のごとく
画面をクリアする命令です。

では早速さきほど覚えさせたリストを表示してみましょう。

LIST

いかがですか?

10 PRINT "HELLO WORLD"
OK

と、表示されましたね。
つまりちゃんと覚えていたと言うことです。
では覚えていたリストを実行してみましょう。

実行してみる

プログラムを実行することを走らせると言います。
では早速次のように打ってください。

RUN

いかがですか?(互換BASICの方は実行ボタンを押してみましょう)

画面に次のように表示されましたね

HELLO WORLD
OK

これで の命令リストを実行しろと言われたので
PRINT文を実行して終了したわけです。

たったこれだけですが、ものすごいことなんですね。
コンピュータが の命令に従って実行をしたわけです。
これは紛れもない事実なのです。ものすごいことなんですね。
誰かが作ったプログラム(WORDとかEXCEL)ではなく のいうとおりに動いたのです。

なかには「え?これがどうしたの?そんなのじゃなくて僕はもっと違うことがしたいんだ」なんて
寝ぼけたことを言う人がいるようです。しかしこの先どんな言語でどんなプログラムをしようとも
今やったことには代わりがないんです。そしてこれがすべての基本になる訳なんですね。

複数の命令

ではつづけてこう打っててください(互換BASICの方はプログラムウインドウに追加)

20 PRINT "THANK YOU"

さて、先ほどのようにLISTと入力すると

10 PRINT "HELLO WORLD"
20 PRINT "THANK YOU"
OK

と表示されましたね。
つまりプログラムリストに追加されたわけです。

では10とか20って何でしょう。これは行番号といって命令を実行する順番とでも思ってください。
通常10行からはじめて20・30・・・・と増えていきます。なぜ1・2・3・・・じゃないかというと
もし途中で行と行のあいだに命令を追加したくなっても1・2・3では入れられませんよね。
ですからよっぽど、へそ曲がりじゃない限りは10・20・30・・・と打っていきます。

ではRUNさせてみましょう。

HELLO WORLD
THANK YOU
OK

と表示されましたよね。
つまり10行の命令を実行した後20行の命令を実行して終わったわけです。

このようにやらせたいことをどんどん書いていけば、立派なプログラムの完成です。
これで画面に文字を表示するプログラムリストはおしまいです
ね、簡単でしょう?

少し変えてみる

ではつぎにこんな風に変えてみてください。

10 PRINT "HELLO WORLD"
20 PRINT "THANK YOU"

わかりますか?
10行の終わりにセミコロンを入れてみましょう。
ここではわかりやすいように、赤で書いてみました。

ここで重要な考え方ですが、この状態でこのリストを見たときに
なんとなくまるうつしするのではなく、「うーんよくわからへんけど、実行したらきっとこうなるんだろうなあ」と、
想像しておいてください。ここが大事です。なんとなくすすめるからわからなくなるんです。
とりあえず想像してみてください。勝手な思いこみでいっこうにかまいません。

さあ、想像したらRUNしてみましょう。

HELLO WORLDTHANK YOU
OK

と表示されましたね。

つまりセミコロンをつけたことにより改行されなくなったんです。
セミコロンをつけると続けて表示しろという意味になります(若干違うかもしれませんがここではこれでよしです)
なので、HELLO WORLD を表示した後つづけて、、、、20行へ移ってTHANK YOUを表示したというわけです。

まとめ

いかがだったでしょうか?
これが基礎中の基礎です。
画面に表示する PRINT という命令でした。
画面を消去する CLS もやりました。
あとはN88BASICのプログラムの作り方でした
LISTでプログラムリストを表示します
RUN でプログラムを実行します。

では次回の講義をお楽しみに
さいなら

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