プログラミング超初心者のための講座
 第4回 BASIC編「電子計算機 その1」(変数の計算)


さて第4回が始まりましたよ。 忘れ物はないですか?

はじめに

今回から初級編に入ります。
いよいよプログラムらしいことをしてみますね。

コンピュータを日本語で言うてなんて言うか知ってますか?
「電子計算機」です。
ですからコンピュータは計算をもっとも得意とします。
今回はプログラミングになくてはならない「計算」をしてみましょう。

加減乗除・まずは足し算から

ではさっそくこのプログラムを入力してみてください

10 PRINT 1+2
20 END

簡単ですね。RUNしてみましょう。

実行結果
3
OK

いかがでしょうか?
意味的には「1と2を足したものを表示しなさい」ということになります。

しかしこれではいつまでたっても1と2の足し算しかできません。

10 PRINT 1-2
これで、引き算です。
10 PRINT 1*2
これはかけ算です。
10 PRINT 1/2
わり算ですね。

あれ?見慣れない記号がありますね。
「+」プラス
「-」マイナス は、わかりますね。
「*」アスタリスク
「/」スラッシュ と、読みます。

変数は入れ物

さていつまでたっても1と2では困ってしまいます。
次のように作り替えてみてください。

10 A=1
20 B=2
30 PRINT A+B
40 END

初めての方はとまどうかもしれませんが、
どんな言語を使ってもこれは基礎中の基礎ですから理解してくださいね。

10行はなんで「Aと1が等しいの?」なんて思ったかたはいませんか?
これはコンピュータプログラムの習慣としてなれてください

ここのAのことを変数といいます。
つまりAという名前の箱を用意したと思ってください。
そしてA=1とすることによって、Aに1を代入したわけです。
つまり、Aという箱に1という値を入れたことになります。
20行も同じくBという箱に2という値を入れたわけです。

そして30行はAとBをたしたものを表示しろと言う意味です。
正確に言えばAという変数に入っている値とBという変数に入っている値を
足し算しなさいという意味です。Aには1がBには2がはいっていますから
結果として3が表示されるわけです。

RUNしてみてください

実行結果
3
OK

わかりましたか?

わからない人は会議室で質問してください。

これは非常に重要なことです。
プログラム上ではほとんどが変数をつかって計算をします。
よく理解しておいてください。

文章で書くとややこしいですが非常に簡単なことですけどね(^^;)

変数から変数へ

次にこんな風に作り替えてください。

10 A=1
20 B=2
25 C=A+B
30 PRINT C
40 END

できましたか?
さっそくRUNしてみましょう。

3
OK

なんださっきと同じじゃないか。
そうなんです。結果は同じなんです。

ではプログラムを見てみましょう。
25行が増えていますね。
ここも初めての人が疑問に思うところなんです。
なんでCとA+Bがイコールなの?
不思議に思う人もいますが、これもプログラミングの習慣として覚えてください。

見れば何となくわかる人もいますが
これもさっきと同じ「代入」です。

「Cという箱にAとBをたしたものを入れろ」という意味なんです。

ですから、結果としてCという箱(変数)には3が入りますよね。
だからPRINT Cとすることによって、3と表示されるんです

これが計算の基礎です。
疑問のある方は会議室に書き込んでください。

まとめ

変数は箱です。
A=1は「等しい」のではなくて「代入」である。
C=A*Bのように変数同士で計算ができる。

今日はこの辺でおしまい
 

では次回の講義をお楽しみに
さいなら

もどる



このページはNetscapeNavigator or Netscape Communicator 4.6で
きれいに見えるように作られています。そちらをお使いください。