はじめに
では前回作ったプログラムをLOADしてください。
10 A=1
20 B=2
25 C=A+B
30 PRINT C
40 END
こんなのでした。
今回はもっと作り直します。
入力したい
前回のままではいつがたっても3しか表示されません。
では1や2でなく、3や4・10や100など
他の数字で計算したいですね。
ではLISTを開いて
10 A=3
20 B=4
と、すればたしかに3と4の計算はできます。
しかし毎回こんな風にプログラムを作り替えていたのでは非常に使いづらいですね。
まして使う人がプログラムを知らなかったら、他の計算ができないことになります。
それでは使う人が好きな数字を入力できるようにしてみましょう。
次のように作り替えてください。
10 INPUT A
20 INPUT B
25 C=A+B
30 PRINT C
40 END
できましたか?
解説です。
いきなり知らない命令が出てきました。
INPUTとは読んで字のごとく、「入力せよ」という意味です。
10行をそのまま読むと、「使っている人に入力してもらって、その値をAという変数に入れなさい」という意味です。
あとは同じです。
ではRUNしてみましょう。
?
なんだ?!
いきなり画面に?と表示されましたね。
これが実はINPUT分の入力待ちの状態です。
ここは仮に5とでも入力してリターンを押します。
?5
?
また?が出てきました。これは20行のINPUT文です。
10とでも入れてみましょうか。
実行結果
?5
?10
15
OK
ちゃんと足し算されていますね。
これでユーザーから好きな値を入力してもらうことができるようになりました。
わかりにくい!
そうです。
たしかに自由度は増えましたが、わかりにくいのです。
これは重要な考え方です。
プログラムをした
は?と出たら「ああ、数字を入力すればいいのか」とわかりますよね。
ところが、初めて使うプログラムがわからない人はとまどってしまいますよね。
そこで、使う人にわかりやすく作るのが大切なことです。
(後で言いますが、「」のでこの辺を意識しておきましょう)
では次のように作り直して下さい
10 INPUT "INPUT NUMBER1";A
20 INPUT "INPUT NUMBER2";B
25 C=A+B
30 PRINT C
40 END
これでRUNしてみてください
INPUT NUMBER1?
1つ目の数字を入れてくれと表示されました。これなら何をすればいいのかわかります。
実行結果
INPUT NUMBER1?5
INPUT NUMBER2?10
15
OK
こうなりましたか?
今までの知識を使えば
10 PRINT"INPUT NUMBER1"
15 INPUT A
20 PRINT"INPUT NUMBER2"
23 INPUT B
25 C=A+B
30 PRINT C
40 END
こんな感じになるはずですが
いちいちPRINTしてからINPUTするのはめんどくさいので
まとめて処理することができます。
INPUT "文字";Aとすれば「文字」と表示して入力待ちになります。
そして入力された値はAに代入されるわけです。
ちゃんとできましたか?
わからなかった人は会議室へ書き込んでください。
できた人はきちんとSAVEしておいてください
ファイル名は計算機なのでCALCとでもつけておいてください。
それでは今日はこれまで、
まとめ
INPUT文は入力をさせます。
INPUT"文字";A とすれば表示と同時に入力もできる
では次回の講義をお楽しみに
さいなら